こんにちは♪
3人+新生児子育て中のO-DAN★GOです(*^^*)
『陣痛促進剤』って耳にしたことはありますか?
私は、第4子にしてはじめて『陣痛促進剤』を使用しました(>_<)
お友だちのお話を聞いたり、SNSを見たりすると
「薬を使ったけど陣痛が来なくてなかなか生まれなかった」
「微弱陣痛が続いて出産までに24時間以上かかった」
「急激にお腹が痛くなり辛かった」
などと書かれていてちょっと怖いなぁという印象でした。
正しい知識があれば、陣痛促進剤を使うことに前向きな気持ちになれるかなっと思ったので、今回は陣痛促進剤についてまとめてみました!
陣痛促進剤ってどんな薬?
ママが妊娠すると、赤ちゃんは約40週間(約10ヶ月)かけてママのおなかの中で育ち、出産の準備ができると生まれてきます。
ママの身体では、出産の準備ができるとホルモンのようなものが自然に身体の中で分泌されて子宮を収縮させ、出産のための「陣痛」を起こします。
しかし時々、陣痛がうまく起こらなかったり、ママやおなかの赤ちゃんの状態によってはお産を待たずに出産した方が良い場合があるのです(>_<)
そのような時に『陣痛促進剤』を使って出産を促したり、陣痛が進まなければ帝王切開を行うことも!
『陣痛促進剤』とは、”身体の中で自然に分泌されるホルモンのようなものを科学的に合成したもの”。
どういう効果があるのかというと、”子宮の筋肉を収縮させて陣痛を起こりやすくさせたり促したりする”のです。
この薬を使うことで、多くの人が帝王切開をすることなく出産できるのですが、まれに子宮の収縮が強くなりすぎてママやおなかの赤ちゃんが危険になることもあります(>_<)
そのため、陣痛促進剤を使用するときには必ず医師から説明を受けて同意書にサインが必要になります!!
陣痛促進剤にはどんな薬があるの?
陣痛促進剤には、注射剤と内服薬の2種類があるよ(*^^*)
内服薬
☆プロスタグランジンE2☆
錠剤で1時間に1錠ずつ、最高6錠まで服用します。
その間に陣痛が強くなったら服用を止めて様子を見ますが、場合によっては注射剤(点滴)に変更することも!
注射剤
☆オキシトシン、プロスタグランジンE2☆
必ず点滴で行い、ママとおなかの赤ちゃんの状態を確認しながら点滴の速さを調整します。
このような薬は、同時にいろんな種類が使われることはありませんが、ママとおなかの赤ちゃんの状態をみて、他の薬に変更することはあるよ!!
どれを1番最初に使用するかは決まっていません。
また、薬を使用する場合は、赤ちゃんの心臓の音や子宮収縮の状態を確認するために「分娩監視装置」などを使って、ママとおなかの赤ちゃんの状態を見ながら安全性に十分配慮して行います。
陣痛促進剤を使う目的は?
陣痛促進剤を使用することで自然な分娩に近いかたちで出産が進み、帝王切開を行わないで済むことがあります。
☆前期破水を起こした場合
まだ、陣痛がないのに破水してしまった場合(前期破水)そのまま放置すると、子宮の中で赤ちゃんがいろんな菌に感染することがあり、ママの体にもよくありません。
☆ママに妊娠の異常(妊娠中毒症など)や重いの合併症(重症糖尿病など)がある場合
妊娠を継続させることによってママと赤ちゃんに悪い影響が出ることもあります。
その時は、早めに出産した方が良い場合も!
☆子宮内の赤ちゃんの状態が良くない場合
赤ちゃんの状態が良くない場合、妊娠を継続させて赤ちゃんの状態がさらに悪くなる前に、出産して必要な手当てなどをほどこした方が良い場合があります。
☆過期妊娠や予定日を過ぎた場合
予定日を過ぎると、胎盤の機能がおちてきておなかの中の赤ちゃんの状態が悪くなることがあります。
また、赤ちゃんが大きくなりすぎて難産になったりすることも!
☆微弱陣痛の場合
陣痛は来たけどなかなか強くならない場合があります。
このような場合は、赤ちゃんが長時間の子宮収縮によるストレスを受けて酸欠状態になったり、ママも疲れてしまって出産の進み具合が遅れてしまうことがあります(>_<)
☆その他
そのほかにも、ママや赤ちゃんに何らかの異常がみられ妊娠を継続させることが、ママまたは赤ちゃんに悪い影響を及ぼす恐れのある場合(たとえば、胎児機能不全、Rh不適合妊娠、羊水過多症など)には、ママと赤ちゃんのことを考えて出産させることがあります。
陣痛促進剤を使った場合の危険性は?
慎重な投与と厳重な管理の元で行われるためほとんど問題はありませんが、一般的に吐き気を感じたり、血圧が上がったりすることがあります。
しかし、非常にまれに子宮の収縮が強くなりすぎる(過強陣痛)ことがあり、子宮や産道が裂けたり(子宮破裂、頚管破裂)、赤ちゃんが酸欠状態になることがあります。
薬を使っても出産が進まない場合は、帝王切開になる場合も(>_<)
そのほかにも陣痛を起こしやすくする薬は?
☆メトロイリンテル法☆
ゴムの袋を子宮に入れて、その袋の中に生理食塩水を注入して膨らませます。
そして、子宮頚管を刺激する方法がありますよ!
おわりに
『陣痛促進剤』と聞いて、みなさんそれぞれイメージがあるかと思います。
私の中でのイメージは、最初に書いた通り”痛いって聞くし、陣痛が強すぎて子宮が破裂する場合もあるって聞くから怖いなぁ(>_<)”と思っていました。
痛みには個人差があるように、薬の効果にも個人差があります。
なかなか陣痛が進まないママもいればすんなりと陣痛が起こり出産に至るママもいます。
医師から陣痛促進剤を使用すると説明を受けたとしても、あまり心配なさらずに(*^^*)
おなかの赤ちゃんとママの安全を1番に考えた結果として赤ちゃんを信じましょうね!
最後までご覧いただきありがとうございました♪