妊娠,出産,子育て

産後の”からだ”と”こころ”の変化〜こころ編〜

2021年4月16日

こんにちは〜♪

ご懐妊おめでとうございます。

ご出産された方もいらっしゃるかと思います。
ご出産おめでとうございます。

妊娠中は、産後に備えて赤ちゃんに必要なグッズを揃えたり、家族で赤ちゃんを迎えるための環境や体制作りをしたりと、楽しく充実した日々を過ごしていたのではないでしょうか。

産後、自分の身体について考えているママは意外と少ないものです。

身体の回復にはどのくらいの日数がかかるのか疑問に思っている方は少なからずいるはずです。

そこで、今回は産後のママのこころの変化と、過ごし方についてまとめてみました。

産前・産後の”こころ”はどうなっているの?

妊娠・出産すると、ホルモンバランスの変化によって「気分の変化」が現れることがあり、『マタニティブルース』と呼ばれています。

特に産後は、小さな我が子を守るために緊張してピリピリしたり、感情的になったり、そうかと思えば何もかもがイヤになりモヤモヤしたり、わけもなく涙が出てきたり・・・。

赤ちゃんが生まれて嬉しいはずなのに、戸惑いを感じることがあるかもしれません。

これは、産前・産後のさまざまな変化(ホルモン、身体、生活環境など)が影響して一時的に情緒が不安定になっている状況です。

決してめずらしいことではありません。

例えば、このような症状がでます
□涙もろい      □イライラする    □食欲不振
□気分が落ち込む   □眠れない      □集中できない
□不安(過度の心配)   □疲労感       □落ち着かない
□緊張する      □頭痛        □意欲低下

環境の変化による影響

出産前は、おなかの赤ちゃんを守るためにママは身体を休めたり、時には軽い運動をしたりと、ママ自身の身体に目を向けながら生活していました。

きつくなったら休み、できる時に家事をしたりとなんとなくではありますが、自分のペースで過ごすことができていたと思います。

しかし、出産すると1日にして生活リズムの変化が起こってきます。

出産の疲労が残るなか、生活リズムが赤ちゃん中心に

産後すぐから赤ちゃん中心の生活に変わります。

どうしても睡眠不足になり、慣れないお世話や初めての出来事もいっぱいです。

赤ちゃんを守るために、知らず知らずのうちに緊張を感じ、疲れが溜まってしまうこともあります。

自分が思う以上に頑張りすぎていることがあるため、休むことも心がけましょう。

マタニティブルースは生理的な反応ですが、寝不足などが続くことで『産後うつ』へと深刻な状況に陥るママも少なくなりません。
頑張り屋さんほど、自信を失ってしまうケースが見られるそうです。

☆ママ以外ができることは、協力してもらいましょう。
休めるときに身体を休めて!

ホルモンの変化による影響

妊娠中、緩やかに増加したホルモン(プロゲステロン、エストロゲン)は、産後に急降下し、心身にも明らかな変化が起こります。

髪の毛が抜ける、肌がカサつくなど肉体的な変化とともに、落ち込んだり涙もろくなるなど、精神的にもかなり不安定になります。

ホルモン分泌の動きが大きく変化

産前・産後、女性ホルモン(エストロゲン、プロゲステロン)のバランスが大きく変化します。すると、脳の神経細胞の働き方が変わり、不安や孤独を感じやすくなります

この変化は、子どもを守るための大切な「防御本能」でもあります。

愛する我が子を守るため、小さな変化にも敏感に反応するようになっています。

ママってすごいですね!

ホルモンの分泌は、自分でコントロールできません。心身に起こる自然な変化と受けとめ、ひとりで頑張ろうとしないこと!
家族の理解と協力を求めて「こうしてほしい」と言葉にしましょう。

☆女性ホルモンとは一生付き合いが続くもの。
なんでも相談できる婦人科のかかりつけ医がいると安心ですね。

『産後うつ病』かも・・・?と思ったら、早めの相談を

「気分の変化」は、妊娠中や出産後2〜3日から現れやすく、多くの場合、数週間〜数ヶ月くらいでいつの間にか気にならなくなります。

個人差はありますが、ホルモンバランスが妊娠前に戻っていき、赤ちゃんのお世話や新しい生活に慣れていくうちに自然と解消されることが多いと言われています。

ですが、なかには気分の落ち込みが回復せず症状が強くなる場合があります。

最近の研究では、パパも『産後うつ病』になることがわかってきました。

”気力がない” ”不安で頭がいっぱい” ”子どもが可愛く思えない” ”表情がなくなってきた”などの気分の落ち込みが強く、1〜2週間以上続く場合は、『産後うつ病』かもしれません。早めに医療機関に相談しましょう。

☆自分で判断が難しいこともあるため、パパや周りの家族がママの状態をよく見ることも大切です。
ママに自覚がない場合、まずは家族だけで相談することもできます。

〜☆+**ここで少しブレイクタイム**+☆〜

★産後、1日中ストレスを感じ続けていたママですが「ある2つのシチュエーション」によって、リラックス状態にあることがわかりました。

赤ちゃんに授乳したり、触れ合っているとき

パパがママの育児相談に真剣に耳を傾けているとき

つまり、大事なのは「共感」「会話」「コミュニケーション」なのです!

育児や家事を協力することは、ママの支えになります。

それと同時に大事なのは、ママの話によく耳を傾け、十分な会話をすること!

それが、ママの精神的な支えにもなります。

パパや家族の方へ

もうすぐ、新しい命がやってきますね!

おめでとうございます!

仕事のことや家のことなど、とても忙しいパパや家族の皆さまも、いつもお疲れさまです。

赤ちゃんが生まれると、育児がスタートし生活環境がこれまでと大きく変わります。

産後のママの心身の疲れはかなりのもの。

どうぞサポートして、休養をとらせてあげてください。

小さくて無防備な我が子を守るために、ママは想像以上に緊張したり、不安を感じています。

上のお子さんがいる場合はなおさらでしょう。

また、孤独感も抱きやすい状態です。

少しピリピリしたり「ママがいつもと違うな」と感じることもあるかもしれませんが、デリケートなこの時期に責めたりしないでください。

一番身近な存在として話をじっくり聞いて気持ちを受け止めてあげてくださいね。

☆ママがいつも明るく笑顔でいることがいい育児につながり、赤ちゃんもすくすく成長し、それが家族みんなの幸せとなっていくでしょう♪*^^*

パパも育児休業が取得できる

出産の前に育児休業について夫婦で話し合っておきましょう。

育児休業とは別に、「妻の出産時の特別休暇」や「育児参加のための休暇」などが取得できることもあります。

パパは、お勤め先へ確認しておきましょう!

おわりに

妊娠・出産するとママのホルモンバランスの変化に伴い、心身への負担は想像以上に大きいものです。

ゆっくり休ませてあげましょう。

パパやご家族の皆さまにも協力してもらって、大切な小さな命を育てていきましょうね!

最後までご覧いただきありがとうございました。

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mitarasi

フルタイム看護師&4人子育てママ*^^* 8月に第4子が生まれて現在は育休中です🎶 よろしくお願いします。

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