こんにちは〜♪
病気や怪我など何らかの理由で会社を長期間休まなければならなくなった場合、給料が支払われなくなったとき、これからどうやって生活していったらいいのか不安になりますよね。
そんな時!!申請するともらえるお金があるのです!!
それが『傷病手当金』!!聞いたことはありませんか?
手続きや申請方法など私が経験してきたことと合わせてまとめてみました。
※こちらは2021年までの情報になります。新しくなった『傷病手当金』については後日記載しますね^^
傷病手当金とは?
会社に勤めている人が病気や怪我で仕事ができなくなったとき、本人とご家族の生活を保障するために設けられた制度です。
会社から十分な給与が受けられない場合に支給されます。
どんな人がもらえるの?
以下の4つがポイント!
業務外の事由で病気や怪我の療養のための休業であること
健康保険給付であっても、自費で診療を受けた場合でもどちらも関係なく、仕事につくことができないことについて証明があるときは支給の対象になります。
自宅療養の期間も支給の対象です。
ただし、業務上・通勤災害として労災保険の給付対象や病気とみなされない美容整形などは支給対象外です。
☆しばらく会社を休むときには、診察してもらった医師から必ず『診断書』をもらいましょう!
仕事につくことができないこと
”仕事につくことができない”という状態の判断は、医師などの意見を基に、会社員本人の仕事内容を考慮して判断されます。
3日間連続で仕事を休み、その後4日目以降も仕事につけなかったこと
業務外の事由による病気や怪我の療養のために連続して3日間仕事を休んだ日から、4日目以降も仕事につけなかった日が対象になります。
『連続して休んだ3日目は対象外!4日目以降が対象となる!』
また、業務外の事由で発生した病気や怪我の影響で仕事につくことができない状態になった場合は、その日(休んだ1日目)から支給の対象となります。
☆会社勤めであれば最低でも3日間は『病気休暇』があるはず!その3日間は病気休暇や有給休暇で処理してもらうことになります。その後4日目以降が傷病手当金の対象となります。
休業した期間に給与の支払いがないこと
業務外の事由による病気や怪我で休業している期間に生活の保障を行う制度のため、給与が支払われている場合には傷病手当金は支給されません。
ただし、給与の支払いがあっても傷病手当金の額より少ない場合は、その差額が支給されます。
☆『二重に受け取ることはできません』ってことですね!
もらえる期間は決まっている!
傷病手当金が支給される期間は、支給が開始された日から最長1年6ヶ月です。
これは、1年6ヶ月の間に仕事を復帰した期間も含まれます。
例えば、支給が開始されてから1年後に仕事復帰。3ヶ月働いて再び休業するとします
支給が開始されてからのトータル日数で考えると、1年3ヶ月経過していることになりますね。
そのため、3ヶ月後に再び休業した場合でも、支給されるのは残りの3ヶ月までとなります。
そのあと仕事につけなかったとしても、傷病手当金は支給されません。
☆ちなみに仕事復帰された3ヶ月間は、会社から給与が支給されているため傷病手当金の支給対象外となります。
もらえる金額は?
1日あたりの金額{支給開始日以前の12ヶ月間の各月の標準月額を平均した額}➗30日✖️2/3
①支給開始日以前の期間が12ヶ月に満たない場合
②支給開始日以前に12ヶ月の標準報酬月額がある場合
出産手当金と傷病手当金
基本的には出産手当金のみ支給されます。
しかし、傷病手当金と出産手当金は支給日額が異なる場合があります。
平成28年4月以降、傷病手当金の額が出産手当金よりも多かった場合、傷病手当金を申請することによって差額が支給されることになりました。
記入方法について
傷病手当金の申請用紙は4枚1組になっています。
私たち会社員が記入するところは1枚目で、2枚目と3枚目は会社が記入、4枚目は診察してくれた医師が記入する用紙になっています。
それでは記入例を見ていきましょう!
❶申請者本人の健康保険の記号・番号を記入
❷申請者本人の氏名・住所・生年月日を記入
❸振り込み先の指定口座を記入
※❹健康保険の記号・番号ががわからない方のみマイナンバーを記入する
<4枚目>
12,13,14,15は全て診察してくれた医師が記入する欄になっています。
医療機関の受付や事務の方に渡して記入してもらいましょう。
☆よくわからない方は、会社の申請担当の方と一緒に記入するか、もしくは協会けんぽのホームページをご覧くださいませ♪
おわりに
以前、切迫流産・切迫早産で会社を休まなければいけなくなった時、有給休暇がなく給料が支払われないことを知ってすごく不安に思ったことがあります。
その時に、『傷病手当金』の存在を知ったので、私と同じで”会社を休むことになったけど、どう生活していけばいいの〜!?”と不安に思っている方がいるかと思い、まとめてみました。
最後までご覧いただきありがとうございました!