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腸内フローラが整うことって大事なんですよ!

2021年5月3日

こんにちは〜♪

最近『腸活』という言葉をよく耳にしませんか?

では、「善玉菌や悪玉菌、乳酸菌」って聞いたことはありませんか?それらをまとめて『腸内フローラ』と言います。

実は、赤ちゃんの『腸内フローラ』は、妊娠中のママから受け継がれるのです!赤ちゃんのためにも、ママの腸内フローラを整えておくことが大切になります。

今回は『腸内フローラ』についてまとめてみました。

腸内フローラとは?

私たちの腸の中に住む細菌を『腸内細菌』と呼び、その数は約1000種類、約100兆個もあると言われています。

主に小腸から大腸にかけて住みついており、多種多様な腸内細菌が集団として生息しているようです。

その様子から、腸内細菌叢=『腸内フローラ』と呼ばれています。

◉フローラとは、英語で「お花畑(flora)」という意味。顕微鏡で腸の中を覗くとお花畑のように見えるそうです。

そして、『腸内フローラ』は大きく3つに分類されます。

善玉菌

体に良い働きをする善玉菌。

代表的なのは、ビフィズス菌や乳酸菌(フェーカリス菌やアシドフィルス菌など)。免疫機能の調節や感染症予防、腸の運動を促すなど、健康維持に役立つための菌たちです。

悪玉菌

体に悪い働きをする悪玉菌。

代表的なのは、大腸菌(毒性株)やウェルシュ菌。脂質や動物性タンパク質を好んで、悪玉菌が増えると便秘や下痢などおなかの調子が悪くなることもあります。

その他の菌

どちらにも属さない日和見菌(ひよりみきん)

人の健康にどのように関わりがあるのかは知られていなくて、腸内の善玉菌or悪玉菌の多い方に味方するそうです。

腸内フローラが整うと何が起こるの〜?

『腸内フローラ』はバランスを保って私たちの健康を維持しています。

では、腸内フローラが整うとどのような影響を受けるのか細かくみていきましょう。

感染症予防

ビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌は、おなかの中で酸を出します。

腸内のpHが下がり弱酸性になると病原菌が住み付きにくくなります。その結果、感染症予防につながるのです!

便秘になりにくい

善玉菌がたくさんあると、腸内フローラのバランスが整い、腸の動きが活発になります。

すると、整腸作用でお通じがよくなり便秘になりにくくなります。便通が良いとお肌の調子も良くなりますよ!

免疫機能の調節

腸内には、体内の約半数の免疫細胞が存在します。

善玉菌は、免疫細胞の活性化を促して免疫機能が調整されます。その結果、アレルギーやガンなどの発症リスクにも影響すると言われています!

ストレス軽減

私たちの脳と腸は自律神経やホルモンなどを通してお互いに影響し合っています。

ストレスを受けると腸内に悪玉菌が増え、腸内フローラが良い状態であるとストレス緩和など、精神的にも良い影響を及ぼすと言われています!

☆乳酸菌が含まれるヨーグルトは、お手軽で簡単に手に入るため朝ごはんやおやつに摂ることを意識してみてもいいかもしれませんね♪

どうやってママからおなかの赤ちゃんに菌を受け継ぐの〜?

◉産道を通るときに赤ちゃんの口や鼻から腸内へ受け継がれる

おなかの赤ちゃんは、腸内細菌を持っておらず無菌状態だと言われています。

産道を通るときにはじめてママの腸内細菌と触れ合い、赤ちゃんの口や鼻から腸内へ入ることで、菌が受け継がれると言われています。

帝王切開でも菌は受け継がれるの〜?

◉スキンシップなどを通じて受け継がれる

帝王切開のママで腸内細菌がどう受け継がれるのかは、研究中だそうです。

現在わかっていることは、お風呂やスキンシップで受け継がれるようです。

自然分娩に比べると、産後は1〜2週間は菌のバランスが異なりますが、1ヶ月後にはほとんど変わらなくなるそうです。

ママの菌が赤ちゃんにとって大事なのはなぜ〜?

◉最初に受け取る菌が腸内で定着しやすい

腸内細菌は外から入って、最初に住みついたものが定着しやすいため、赤ちゃんにとってママから受け取る腸内細菌がとても大事です。

ママからもらった善玉菌は、免疫機能が未熟な赤ちゃんを感染症などから守ってくれます。

母乳やミルクは腸内フローラに関係するの〜?

◉善玉菌のエサとなるオリゴ糖が豊富

母乳の中にはヒトミルクオリゴ糖という善玉菌のエサと、それらを増やす成分が入っています。もちろんミルクにも腸内フローラを整える成分が含まれています。

☆ミルクのメーカーによって腸内フローラの成分量が違ってくるため、ミルクを購入するときには一度成分量も見ておくといいですね!

妊娠中に『腸内フローラ』と整えるにはどうしたらいいの〜?

◉腸内細菌を良い状況に整えるよう意識する

おなかの赤ちゃんは、ママから善玉菌だけでなく悪玉菌も一緒に受け取ります。

妊娠中から、腸内細菌を整えておくことで、より多くの善玉菌を贈ることができます。

腸内フローラを整えるには、バランスの取れた食生活や適度な運動、ストレスをためないことが大切になります。

『生きて腸に届く』有益な作用を発揮する乳酸菌を摂ることもおすすめです!

おわりに

善玉菌が悪玉菌より多い『腸内フローラ』に整えることで健康への第一歩となるのですね!

そして、『腸活』=『腸内フローラ』を整えて、健康を維持する活動のことなのです!

おなかの赤ちゃんためだけでなく、ママのためにも乳酸菌って大切ですね!

最後までご覧いただきありがとうございました!

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mitarasi

フルタイム看護師&4人子育てママ*^^* 8月に第4子が生まれて現在は育休中です🎶 よろしくお願いします。

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