こんにちは〜♪
ご懐妊おめでとうございます!
妊娠すると体調の変化や見た目の変化、環境の変化などさまざまなことが変わっていくことがあります。
ママが安心して過ごせると赤ちゃんも安心してお腹の中で過ごすことができます。
妊娠中、おだやかにすこやかに過ごせますように。
ぜひご覧くださいませ♪
十分に睡眠を取り、ゆとりを持って行動する
睡眠中は成長ホルモンが分泌され、筋肉や骨・皮膚細胞などの新陳代謝が促されます。
早寝・早起きを心がけましょう
◉眠ることが赤ちゃんを育てます。
◉眠ることでママの心と身体のメンテナンスになります。
1日の疲れはその日のうちで取れるように意識しましょう
◉「あくび・眠い・疲れる・だるい」は”休みなさい”という合図!
ママのエネルギー消費を抑えるように赤ちゃんがサインを送っているのです。
心穏やかに過ごす
妊娠中のホルモン分泌の変化によってママの心と身体が不安定になりやすいです。
心の安定に努めましょう
◉ストレスを一人で抱え込まずに相談しましょう。
◉心の変化を感じたら、かかりつけの産院や心療内科などの医療機関に早めに相談しましょう。
食事に気をつける
バランスのとれた食生活を送りましょう
◉食事の基本は、「主食・主菜・副菜+いろどり」
副菜を作るのがしんどい時には、野菜たっぷり具沢山スープまたはお味噌汁がおすすめです。
食事の量・質を見直し、赤ちゃんの成長を導きましょう
赤ちゃんの成長に欠かせない栄養素があります。
◉鉄分や葉酸:赤ちゃんの発育だけでなく、ママの貧血予防のためにも欠かせません。
例)豚レバーや牛肉、ほうれん草や小松菜、卵や木綿豆腐など
◉食物繊維や発酵食品・マグネシウム:ママの腸内細菌は赤ちゃんへのプレゼントの一つでもあります。お腹の調子を整えてくれる食物繊維は便秘の予防など大切な役割を担っています。
最近の研究によると、ママが妊娠中に食物繊維を十分に摂取することで、生まれてくる赤ちゃんが肥満になりにくいというデータも出されています!
例)ブロッコリーやグリンピース、大豆やアーモンドなど
◉カルシウム:妊娠中から授乳期にかけてママから大量のカルシウムが赤ちゃんに提供されます。赤ちゃんの骨と歯を形成するために重要な栄養素になります。
例)牛乳やヨーグルト、納豆や小松菜など
◉タンパク質:赤ちゃんの身体を作るのに欠かせない栄養素です。ママの身体の中でも酵素やホルモン、免疫物質を合成するためにも重要な役割をしています。
例)牛肉や豚肉・鶏肉、鮭やカツオ、牛乳やヨーグルトなど
つわりなどで食べられない時は、無理をしないで食べられるものを少しずつ食べましょう
◉つわりは、全くない人もいれば、点滴や入院が必要なくらい重症化する人など、症状も程度も個人差があります。
多少体重が減少しても、もともと身体に蓄えた脂肪があるため赤ちゃんの発育には影響がありません。
ストレスはつわりを悪化させることもあるため、なるべくリラックスして過ごしましょう。
☆食べないと気持ち悪くなる場合:カロリー控えめなものを摂取するようにしましょう
甘いお菓子やジュースの取りすぎに注意しましょう
◉「エネルギーの取り過ぎ」による肥満や急激な体重の増加は、出産時のトラブル(難産など)につながることがあります。
さらには、高血圧(妊娠高血圧症候群)や糖代謝の異常(妊娠糖尿病)、赤ちゃんの発育不全の危険性が高まります。
肥満:BMI25.0以上
適度に身体を動かす
体調が良い時は意識して身体を動かしましょう。
◉筋肉量を減らさないようにしましょう。
◉妊娠糖尿病の予防や出産時の体力維持につながります。
◉ママの血液の巡りをよくし、赤ちゃんに栄養・葉酸を届けやすくします。
◉妊娠中に適度な運動をしていると、産後の体重も戻りやすくなると言われています。
お腹の張りなど切迫症状がある場合は医師と相談してね♪
たばこやお酒は控える
たばこやお酒の害から赤ちゃんを守りましょう!
たばこは控えましょう
◉おなかの赤ちゃんへの影響
妊娠中の喫煙は、赤ちゃんの身体や脳の成長を妨げます。
流産や早産の原因になると言われています。
低体重の赤ちゃんが非喫煙者の1.5倍多く生まれています。
◉たばこを吸っているママへの影響
がん・心臓病・脳卒中・肺気腫・喘息・歯周病などの病気にかかる割合が高くなります。また、皮膚の老化が進みます。
◉パパやパートナーも一緒に禁煙しましょう
妊娠をきっかけにママがたばこをやめても、たばこを吸っているパパやパートナーの9割はそのまま喫煙を続けています。
すると、ママとおなかの赤ちゃんは副流煙を受けることになってしまいます。
この機会にパパやパートナーに禁煙をお願いしてみましょう!
☆ちなみに、私の旦那も妊娠をきっかけに禁煙成功しました!
換気扇の下や外で吸えば大丈夫だとは思っていませんか?洋服や手の匂い・口臭は、空気清浄機でも有害な成分は取り除けませんよ!
妊娠中は全期間を通して飲酒はやめましょう
お酒が代謝されて発生する成分は、胎盤を通して赤ちゃんの細胞の増殖や発達を妨げると言われています。
そして、妊娠中の飲酒により、流産・死産・先天異常が起こる可能性が高くなります。
先天異常としては下記のような症状があり「胎児性アルコール症候群」として知られています。
◉中枢神経系の障害(精神遅滞や学習・記憶・注意力の維持、コミュニケーションの障害)
◉特徴的な顔貌(小さな目、薄い唇など)、小頭症など頭蓋・顔面の奇形
◉心奇形、関節異常などのさまざまな奇形
「日本産婦人科医会:先天異常委員会」より
妊娠中はどの期間でも、飲酒はおなかの赤ちゃんに影響を及ぼします。妊娠がわかったら飲酒をやめましょう!
そのため授乳中もお酒を控えましょうね!
お口のケアを行う
妊娠中は、ホルモンの影響で歯周病にかかりやすいと言われています。
周病になると、歯周病菌が血液にのって全身へ運ばれ早産や低体重での出生、心臓疾患、糖尿病などを引き起こすことがあります。
定期的に歯科受診し、歯や歯肉のチェックを受けましょう
妊娠中も歯科受診ができます。妊娠中の歯周病治療と定期的な歯の清掃管理は大切になります。その際、歯科医師に妊娠していることを伝えましょう。
歯間清掃用具などを使用し、歯垢(プラーク)を除去しましょう
市販でも売っていますが、歯科受診後に院内でも購入できる場合があります。
何を購入したら良いのかわからない場合は、歯科医師または歯科衛生士に相談しましょう。
毎食後のブラッシングをしっかり行いましょう
普段からだらだら食べに注意しましょう。
つわりで辛い時には①柔らかく小さめのブラシを使用②歯磨き剤を使用しない③ブクブクうがいを十分に行いましょう。
健康管理に心がける
妊婦検診を必ず受けましょう
妊婦検診は、妊婦さんや赤ちゃんの健康状態を定期的に確認するために行うものです。
そして、医師や助産師などに妊娠・出産・育児に関して相談をして、妊娠期間中を安心して過ごしていただくことがとても大切です。
「妊婦健康診査受診票」を活用することで、検診費用(14回分)の公費による補助が受けられます。
望ましい体重管理に努めましょう
妊娠中の「栄養不足」も問題で、早産や低出生体重のリスクが高まります。
妊娠中は、母体の健康の維持と赤ちゃんの発育を満たすための栄養とエネルギー量が必要です。
さらに、産後の授乳や育児に必要なエネルギーも蓄えなければなりません。
妊娠中にあまり太りたくない、産後に早く痩せたいと望むママが少なくありません。
ですが、赤ちゃんのためにも必要な栄養は十分に摂って強い身体を作ってあげましょう!
気になる症状があれば自己判断せず相談しましょう
もともと健康な人であっても、妊娠中に重い病気を発症することがあります。症状が進んでからでは治療が遅れたり、おなかの赤ちゃんにも影響を及ぼしてしまいます。
早期発見・早期治療が大切であり、予防としての保健指導を受けることも重要になってきます。
それらのためにも、きちんと妊婦検診を受け、気になることはいつでも相談することが大切になります。
力仕事や肉体労働・長時間勤務は、ママとおなかの赤ちゃんに大きな負担です。早産の危険性もあるため、職場に相談するようにしましょう。
ママの身体のことは1番ママが知っています。赤ちゃんのことも大切にしながら、ママ自身の身体も大事にしていきましょうね!
感染予防を行う
風疹や麻疹ウイルス・トキソプラズマなどの微生物は、妊娠中・分娩中・産後にママから赤ちゃんに感染し病気を引き起こすことがあります。
感染症予防対策について、正しい知識を身につけておくことが大切です
風疹について
ママが風疹にかかると、赤ちゃんが心疾患・難聴・白内障などの症状を引き起こす恐れがあります。(「先天性風疹症候群」と言います)風疹は生ワクチンの接種で予防できます。
ただし、妊娠中は生ワクチンの接種ができません。
妊婦検診で抗体を持っていない、あるいは抗体の値が低いことが分かった場合は、同居の家族に「麻疹風疹混合ワクチン(MRワクチン)」を接種してもらいましょう!
人混みは避けましょう!
風疹・インフルエンザなど、飛沫で感染する病気が流行している時期は、人混みを避け、外出時には必ずマスクを着用しましょう。
また、子どもは色々な感染症にかかりやすく、子どもを介して感染する病気もあります。特に、熱や発疹のある子どもの看病の時は注意しましょう。
手をよく洗いましょう!
調理時に生肉を扱うとき、ガーデニングや動物のフンを処理する時などは使い捨ての手袋をつけたり、調理・作業後に手をよく洗いましょう。
「リステリア」による食中毒に注意!
妊娠中は、リステリア菌に感染しやすくなります。感染すると、悪寒・発熱・筋肉痛などがある場合や、敗血症・髄膜炎・リステリア症などで重症化する場合もあります。
また、リステリアが胎盤を通して赤ちゃんに感染したり、流産や生まれた赤ちゃんに影響が出ることがあります。
ナチュラルチーズ、肉や魚のパテ、生ハム、スモークサーモンなど
体液に注意!
尿や唾液、その他の体液などは、感染の原因となる微生物が含まれることがあります。ご自分のお子さんのおむつでも、触ったら丁寧に手を洗いましょう。
また、家族でも歯ブラシやカミソリなどは共有せず、食べ物の口移しもやめましょう。
妊娠中の性生活では、コンドームを着用し、オーラルセックスは避けましょう。
おわりに
現在、コロナウイルスが蔓延しており、マスクの着用が必須になってきています。今までよりも感染予防に努めていく必要があります。
しかし、あまりにも過敏になってしまうとストレスにつながる恐れもあります。
たまには、お外に出かけてストレスフリーな産休ライフを過ごしましょうね!
最後までご覧いただきありがとうございました!